【パチンコのお仕事】『釘師』って何者?
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※2018年1月24日 更新
一時はYahoo!ニュースで取り上げられるほど騒ぎになった「遊技くぎ問題」は、2016年末、MAXタイプの撤去で何故か沈静化した。釘調整は違法とされているが、「釘師」という職人は確かに存在する。一体どんな仕事内容なのだろうか? 気になる年収は?「釘師」とは
等価のちょいぱちアグネス
なんでもありの一級釘師様の超絶調整をご覧ください pic.twitter.com/quSd48ZASV
— 串揚げロマン@戦乱BURST推し (@kushiage1204) 2017年12月9日
くぎ師（釘師）とは、パチンコ台の調整を行う人を指します。パチンコでは、打った玉がパチンコ台の中に配置された釘に当たることで玉の方向が変化します。玉は必要なところに入るとフィーバーとよばれる当たりが起きるようになっており、このゲームバランスに変化を与えるのが釘となります。くぎ師（釘師）はこれらの釘をパチンコ台ごとに調整し、出玉を出したり絞ったりします。客側のゲームとしての面白さを担保しながら、店の利益も守る必要があり、微妙な調整が求められます。出やすい、出にくい台があるといった情報が常連客内で交わされることもあり、くぎ師（釘師）は状況を見ながら適宜作業を行います。
出典：アルバイト・バイトの仕事内容ガイド【モッピージョブ】
パチンコ台の盤面の釘を叩いて調整し、出玉を出したり絞ったりするのが「釘師」である。しかし、釘を曲げて出玉をコントロールすることは本来、認められていない。そこで、使われているうちに自然に曲がってしまった釘のメンテナンスという名目で、現在でもごく当たり前に釘調整は実施されている。釘師の年収は?
パチンコの釘師の年収知ってますか～
おしえられないけど、タップリ( ^ ^ )/□
風車は下がってた方が入りやすいんだってさ。
— 家安観光開発㈱一弛 宣慶 (@ieyasu21) 2010年12月25日
@ponpokorin42 昔、私の同級生に釘師がいましたが20代で年収1000万超でした。
— 塞翁 が 馬 (@ktaku0926) 2013年4月17日
ざっくりですが、台数×単価で決まる事が多いです。単価は一昔前だと¥800~¥1,000-位でした。最近では¥800-位が相場だそうです。因に１円パチンコだと¥600-位になるそうです。
４円パチンコ300台、１円パチンコ50台の店舗だと300×800+50×600=27万円となります。これは経費(殆どがガソリン台含む交通費)込みの金額です。
こうみると大した事無い様に感じますが、複数店舗行けば、結構な金額になります。昔は20代で１千万プレーヤーなんてざらにいました。
今は1,000台クラスの店舗も普通にあるのでそんな店舗に何件かいけば恐ろしい年収になってしまいます。ただ、閉店後の仕事なので、当然、夜中の作業になり最近は年中無休なので休みもありません。最近は飲酒運転が厳しいのでお酒も飲めません。出典：パチンコ業界!?ブログ
釘師の給料は歩合制らしい。夜中限定で休みも取れない過酷な労働だが、20代で年収1000万（!）を超える猛者もざらにいるのだとか。釘師、おそるべし。釘師になるには?
本日の戦利品、原作/牛 次郎、まんが/ビッグ錠による、「釘師サブやん」全巻セットでございます。 pic.twitter.com/IxME9g8aTO
— 有島コレスケ (@ahqahq) 2015年3月2日
くぎ師（釘師）になるには、必要な資格や学歴は特にありません。釘の調整は微妙な加減で大きく結果が変わるので、ベテランの技術が必要です。そのためくぎ師（釘師）の業務は、経験が豊富な店長やホール主任などが兼務して行うことが多いようです。入社後、すぐにこの仕事に就くことは難しく、まずはホール内の仕事や運営について学びながら、チャンスを得ることになります。パチンコが好きで、研究熱心な人に向いている仕事です。
出典：アルバイト・バイトの仕事内容ガイド【モッピージョブ】
年収1000万と聞いて、「じゃあ釘師になりたい!」と思ったパチンカーも多いのではないだろうか。しかし、残念ながら釘師を直接目指すことはほぼ不可能。まずはホールに就職して、技術と信頼を一つ一つ積み上げていくしかないようだ。30歳近くになるまで組織人としての経験が皆無だったゴウ羅 さんが、いきなり大金や部下を動かせる立場になれるか、機密情報と言える釘/設定に触れさせてもらえるかと言えば無理があり、やはりその会社で正統なステップアップ手順を踏んで実績を積んでその権限や信頼を手に入れるか、或いは社外に飛び出して転職市場で実績を認められる必要があると考えます。
仕事は減っているらしい
釘師たちも設定師と同じく、仕事が激減している。頭を下げて「センセイ」に高い金払って叩いてもらうというのは、ビジネス的に変だしね。有能な釘師たちはコンサル系やゲージ表業者、釘学校の先生などへ転身している。
— POKKA吉田 (@POKKAYOSHIDA) 2011年5月29日
遊技人口の減少か、取り締まりが厳しくなったのか――あるいはその両方か、釘師の仕事は昔に比べて激減している模様。かつて全国で腕を振るった釘師たちも、今は他の仕事へ転職している人が多いという。封入式になったら……
釘いじれなくする封入式はまだいいとして、設定ありにしたらみんなスロに流れるよね
スロはスロで悲惨なんだけどさ【愕然】2月からのパチンコ規制内容やばすぎちゃうか？ : ぱちんこドキュメント!! https://t.co/0l0RmrfByP
— techineru (@road1600) 2018年1月15日
パチンコは今後、釘が一切いじれなくなる「封入式」に移行し、「設定」を搭載することで出玉を調整する仕様になると言われている。そうなればいよいよ釘師という職業は絶滅してしまうだろう。腕のいい釘師がいるからこそボーダー派のパチンカーたちはホールとの駆け引きを楽しむことができる。釘師という仕事は今後なくなってしまうかもしれないが、パチンコを面白くしてくれたことに感謝の意を表したい。
